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炭を外科治療に用いることは平安時代にもあったが、近世には灼熱療法、内服、煎薬の加熱用など、医療の方面に広く使われている。貝原益軒の『大和本草』には、煎じる薬によって炭の質を選ぶことが述べてある・・・  
--- 炭による外科治療と炭箱 (『病草子』)

炭を外科治療に用いることは平安時代にもあったが、近世には灼熱療法、内服、煎薬の加熱用など、医療の方面に広く使われています。貝原益軒の「大和本草」には、煎じる薬によって炭の質を選ぶことが述べてあります。

本草を考えるに櫟の炭火は一切の金石の薬を煎、煖炭火は百薬を煎てあぶるに宜し、今按、かひぎ、くぬぎなどの堅き木の炭性強し、発散瀉下のつよき薬を煎すべし、其余のやはらかなる木のけし炭を用いて滋補の薬を煎ずべし。

同書にはまた腹痛などの場合に、こたつに入れる瓦火桶に蓋をして、布袋か渋紙袋に包み、腹や腰を暖めると効果があると言う、温包療法があげてあります。

医療用だけでなく、今木炭が注目されているのは、脱臭・調湿・浄化などいろいろ新用途の方法です。

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